金魚の幽霊(きんぎょのゆうれい)
小説『梅花氷裂』に書かれている妖怪。
藻之花という女性が、ある家の妾に迎え入れられた際、その家の正妻に金魚鉢に頭を突っ込まれ
殺されてしまう。
その金魚鉢にいた金魚に藻之花の怨念が憑き、幽霊となり正妻への恨みを晴らした。
そして、正妻もまた、その怨念によって金魚のような姿に成り果てた。
この怨念が取り付き、異形な形となった金魚がランチュウだとも言われているらしいです。
藻之花は可哀想だと思いましたが、金魚からすればひどいとばっちりだと思います。
合間 太郎
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